コラム

シロアリ調査で何を見るのか

2015.12.22

日本はシロアリが好む高湿度の気候ですから、住宅とシロアリの問題は切り離せないものになります。しかし、シロアリは光や風が苦手なので、滅多に人前には現れません。多くの場合は玄関などから羽アリが飛び立った時に気付くようで、その時には既に被害が進んでいることが多いのです。では、どうやって被害にあっているのかを見つけるのでしょうか。今回はそのシロアリ調査で何を見るのかをご説明したいと思います。
まず基本的にシロアリ調査は最初に床下を確認します。先ほど申し上げた通り、シロアリは光が苦手なので壁の中や床下、柱の中に巣と餌場を作ります。更に侵入経路は地面からが多いので、最初に床下を調べるのです。
床下では手がかりを探します。シロアリは必ず土や排泄物から作る蟻道というトンネルを通って移動するので、家の土台や基礎にこれが張り付いていればシロアリの存在が分かるのです。
他にも蟻土を探すというシロアリ調査もあります。蟻道に似たもので、光に弱いシロアリが巣にしている木材を補強するために作るものです。木材の割れ目に土や排泄物を詰め、完全に密閉させます。
シロアリがいる証拠の1つとして、食べた跡を探すというシロアリ調査もあります。シロアリが食べるのは木材の柔らかい部分だけなので、残った硬い部分を叩くと空洞音が鳴ってしまいます。
以上が手がかりを探すシロアリ調査です。
しかしこういったシロアリ調査でも、被害が出る前に発見することは難しいです。違和感を感じた時には既に侵入されており、巣を作られて被害が出ているからです。
だからといって、ご自分でシロアリ調査をするのは難しいと思います。床下は狭い上に金具などがあり、怪我の危険性もあるので業者に依頼した方が無難でしょう。少しでも違和感を感じたら、シロアリ調査を頼んでみてはどうでしょうか。