コラム

カイガラムシは変わった特徴を持っています

2015.12.22

皆さんはカイガラムシという昆虫を聞いたことはありますか?普段はあまり馴染みのない害虫の名前ですが、農業や家庭菜園などをされている方には、馴染みのある害虫だと思います。カイガラムシはセミやアブラムシ、カメムシの仲間ですが、他の害虫とは少し異なるので、カイガラムシを駆除する際にもその特徴が厄介なハードルになっています。
まず、カイガラムシの中には、硬い殻を持っているものがいます。マルカイガラムシやヒメクロカイガラムシと呼ばれるのが代表的なもので、自分の出した分や脱皮した時の表皮をどんどん積み重ねていくので、こちらが一般的にイメージされるカイガラムシに近いです。この殻は、カイガラムシの駆除の際に使用される農薬などが虫の体に直接触れるのを防ぐため、駆除が大変難しいものになってしまいます。中には殻ではなく、粉を吹いたようになっていたり、ロウ状の物に覆われていたり、袋の中にいたりするなど、その姿は多種多様です。
また、口吻がストローのようになっており、植物の葉や茎の中にある樹液を吸います。しかも、カイガラムシの中には、樹液の中から栄養度の高い蜜を排泄するものがおり、これにすす病菌が発生すると、植物は「すす病」という病気に罹ってしまいます。すると、葉や幹が黒っぽく汚れ、最終的には植物の生育悪化につながります。
これだけでもかなり厄介ですが、更にカイガラムシの駆除を困難にしている特徴として、体の小ささが挙げられます。成虫でも5mm程度ですから、高倍率のルーペがないと見えない程です。
気づいた時には大発生。しかもカイガラムシの駆除の方法なんて知らないという方が多いと思います。放置しておけば植物や作物が枯れてしまいかねません。私達は、これらの特徴を踏まえた上でカイガラムシの駆除を行います。どうぞお気軽にご相談ください。